2006年 09月 09日
日本人テーマパーク
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タイ国内に日本料理屋は何軒あるのだろう。見当もつかない。
日本人が一度も足を踏み入れたことのない日本料理屋だってあるはずだ。
バンコクに限って言えば、日本人をメインに相手にしている和食屋と
タイ人をメインにしている和食屋に分かれる。レストラン富士、8番ラーメン、
げんき寿司などに行けばわかる。メニュー、盛りつけなど日本人からすると
「鼻から牛乳」な体験が期待できる。
一方、客単価は別としてタイ人を相手にしていない店も数多くある。
値段の問題ではない。タイ人向けの日本飯屋しか知らないタイ人が
行ったら、注文さえできないような店がある。
特に居酒屋系の店には日本人以外を寄せ付けない雰囲気を持った店が多い。
もちろん店員全員が日本人なんて店はあるはずもないので、
タイ語が通じない店なんてないわけだからタイ人だけで行っても
何の問題もないのだが、いくつかの障壁が存在している。
タイ語のメニューがない。あったとしても写真がない。タイ語のメニューには
まともな料理の説明がない。写真がない。店員に聞いてもそのメニューが
どんな料理かわからない....
スクムヴィット界隈には日本人以外の人種に対応し切れていない居酒屋が
少なくない。
店内にエアコンが効いていても禁煙ではない。敢えて頼まないとビールに
氷を入れくれない。頼まない限りフォークとかスプーンとかを出さない。
即ち全てのメニューを割り箸で食べなければいけない。テーブルの上に
タイ人向けの調味料が置いていない。醤油、七味はあっても酢漬けの唐辛子とか
ナンプラーとか、ましてや喫茶店でもないのに砂糖なんか置いてはいない。
こういう店には日本人が集まるようになっているらしい。
タイ人をブロックする仕組みが日本人を安心させるのかもしれない。
こういう経験は歌舞伎町辺りにある韓国人専門の料理屋なんかで経験した
記憶があるが、日本国内で逆の立場になることはあり得ないので
当初はある意味新鮮な感覚だった。でも、最近はこういう店に行くことで
自分がシェルターに入っているような不思議な感覚に陥ることもある。
こんな店に集まる日本人にとってはこういう店はシェルターかもしれないが、
タイ人を含めた非日本人にとってはある意味本物の日本を体験できる
テーマパークのようなものかもしれない。
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直メールは、亞速(asokebangkok@yahoo.co.jp)宛まで...
日本人が一度も足を踏み入れたことのない日本料理屋だってあるはずだ。
バンコクに限って言えば、日本人をメインに相手にしている和食屋と
タイ人をメインにしている和食屋に分かれる。レストラン富士、8番ラーメン、
げんき寿司などに行けばわかる。メニュー、盛りつけなど日本人からすると
「鼻から牛乳」な体験が期待できる。
一方、客単価は別としてタイ人を相手にしていない店も数多くある。
値段の問題ではない。タイ人向けの日本飯屋しか知らないタイ人が
行ったら、注文さえできないような店がある。
もちろん店員全員が日本人なんて店はあるはずもないので、
タイ語が通じない店なんてないわけだからタイ人だけで行っても
何の問題もないのだが、いくつかの障壁が存在している。
タイ語のメニューがない。あったとしても写真がない。タイ語のメニューには
まともな料理の説明がない。写真がない。店員に聞いてもそのメニューが
どんな料理かわからない....
少なくない。
店内にエアコンが効いていても禁煙ではない。敢えて頼まないとビールに
氷を入れくれない。頼まない限りフォークとかスプーンとかを出さない。
即ち全てのメニューを割り箸で食べなければいけない。テーブルの上に
タイ人向けの調味料が置いていない。醤油、七味はあっても酢漬けの唐辛子とか
ナンプラーとか、ましてや喫茶店でもないのに砂糖なんか置いてはいない。
こういう店には日本人が集まるようになっているらしい。
タイ人をブロックする仕組みが日本人を安心させるのかもしれない。
こういう経験は歌舞伎町辺りにある韓国人専門の料理屋なんかで経験した
記憶があるが、日本国内で逆の立場になることはあり得ないので
当初はある意味新鮮な感覚だった。でも、最近はこういう店に行くことで
自分がシェルターに入っているような不思議な感覚に陥ることもある。
こんな店に集まる日本人にとってはこういう店はシェルターかもしれないが、
タイ人を含めた非日本人にとってはある意味本物の日本を体験できる
テーマパークのようなものかもしれない。
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by asoke_soi21
| 2006-09-09 23:22